蓄電池の選び方のポイントを紹介♪

お知らせ2021.05.28.FRI

災害時でも太陽光発電で安心

太陽光発電システムを導入しており、2019年11月にFIT制度の対象から外れる方や、作った電気を家庭で消費したい方など、蓄電池の導入を考えているケースが増加傾向にあります。

蓄電池は、太陽光発電システムを導入している建物、使用目的などに適したものを導入しないと、電力を安定して供給できないため注意が必要です。

そこで、蓄電池を導入したい方に向けて、蓄電池の選び方のポイントについて紹介します。

蓄電池は目的に合わせたものを選ぶ

蓄電池の選び方のポイントとして重要なことは、どのような目的で導入するのかを明確にすることです。
例えば、停電が起きた際に一時的に自家消費するために蓄電池を選ぶのか、日頃から電気を自家消費するために導入するのかによって、必要な蓄電池の容量も変わります。

蓄電池の選び方としては、あらかじめ電気をどの程度使っているのかを確認したうえで、定格出力や容量が適したものをピックアップすることから始めましょう。

①蓄電容量を確認する

蓄電容量とは、蓄電池に蓄積できる電気量を指します。
単位はkWh(キロワットアワー)もしくはkW(キロワット)で表され、家庭用蓄電池の場合は3~4.5kWほどが一般的です。近年では大容量タイプが増えており、7~12kW程度のものも存在します。

家庭用蓄電池で7kW程度の容量があれば、昼間のうちに充電して夜間は蓄電池の電気を活用でき、不自由なく電気を使えるでしょう。

しかし、3~4.5 kW程度では電気の量が少ないというわけではありません。各家庭の電力の使用量ごとに異なるため、電力使用量を確認してから販売店や施工店に問い合わせる必要があります。なお、容量が大きいほど蓄電池の値段も高いことが特徴です。

②蓄電池の設置場所を決めておく

蓄電池を選ぶ際には、スペースにどの程度余裕があるのか、どこに設置するのかをあらかじめ確認しておくことが重要です。

▽屋内・屋外どちらに置くか
どれほど自分のライフスタイルに適した蓄電池であっても、設置できなければ使用できません。そのため、まずは導入したい蓄電池が屋外もしくは屋内どちらに置くタイプなのかを確認することから始めましょう。なお、屋外と屋内どちらでも設置できる商品も存在します。

蓄電池を屋外に設置する場合には、風や雨の影響を受けるので、屋内タイプと比較すると故障するリスクは高いといえるでしょう。屋内タイプの蓄電池は風や雨などの影響を受けませんが、作動中に若干音が気になる場合があります。

なお、屋外・屋内どちらの場合も、蓄電池を設置する場所が分かれば先にスペースのサイズを測っておくとスムーズです。

※海の近くの住宅は注意が必要
大容量タイプの蓄電池は重さもありサイズも大きいため、屋外に設置するケースが一般的です。しかし、海の近くの住宅の場合は塩の被害が起こる可能性があり、屋外に設置不可としている蓄電池もあるため注意しましょう。

海の近くの住宅に蓄電池を設置する場合には、塩害対応タイプの蓄電池を選ぶことがポイントです。

③災害時に備えたい場合のポイント

災害時の備えとして蓄電池を導入したい場合、災害が起こり停電になった際にどの程度の備えをしたいのかを明確にすることがポイントです。

▽大容量タイプが適しているケース
強い台風や大きな地震が起こった際、長期間の停電でも安心できるように備えたいのであれば、大容量タイプの蓄電池を導入すると良いでしょう。多くの電力を蓄積できる大容量タイプの蓄電池を導入した方が、停電した際に家電製品を不自由なく使用できるためです。

長時間の停電に備えたりエアコンを使用したりといった場合には、高出力蓄電池を選びましょう。蓄電池の容量はkWh(キロワットアワー)で表されるため、数字が大きいものを選ぶ必要があります。

また、停電した際にIHやエアコン、エコキュートといった200V電源の大型家電を使用する場合には、高出力の蓄電池を導入することが大切です。

▽小さな容量タイプが適しているケース
停電時の対策は必要最低限で良いという場合には、容量が小さく安い価格の蓄電池を選びましょう。また、蓄電池を購入する主な目的が、固定価格買取期間が終わった後の太陽光発電システムで生成した電力の自家消費であり、災害時の備えには注力していない場合には、サイズが小さく容量も小さいリーズナブルな価格の蓄電池を選ぶ方法が有効です。

④パワーコンディショナーの寿命を確認する

太陽光発電システムを活用するために必要なパワーコンディショナーは、10~15年程度で寿命を迎え、交換しなければなりません。
太陽光発電システムで生成した電力の固定価格での買取期間が終わった後、蓄電池の購入を検討している場合には、基本的に太陽光発電システムを導入してから10年程度が経過しているでしょう。
長い期間太陽光発電システムを使うためには、パワーコンディショナーの寿命も重要視しなければなりません。

▽パワーコンディショナーが劣化した場合のデメリット
太陽光発電システムで生成電力は直流であり、家庭で使うためには交流に電力を変換する必要があります。
直流から交流へ変換するのがパワーコンディショナーと呼ばれる装置であり、太陽光発電システムを活用するためには不可欠なものです。

パワーコンディショナーが寿命を迎えて劣化することによって電力が効率よく変換されず、故障する可能性も高くなります。

★おすすめのパワーコンディショナーとは
パワーコンディショナーの寿命が迫っている場合には、太陽光発電システムと蓄電池の電力の変換を1台で行えるハイブリッドタイプのパワーコンディショナーを導入する方法が有効です。

基本的に、太陽光発電システム用のパワーコンディショナーと蓄電池用のパワーコンディショナーはそれぞれ必要であり、合計2台設置しなければなりません。しかし、2台設置する場合、スペースも費用もかかります。

ハイブリッドタイプのパワーコンディショナーであれば、設置スペースは1台分で良いことがメリットです。
また、パワーコンディショナーを新しいタイプに入れ替えることによって、太陽光発電システムの発電効率も上がります。

蓄電池導入を検討しており、太陽光発電システムのパワーコンディショナーの寿命を迎えるという場合には、ハイブリッドタイプのパワーコンディショナーに対応している蓄電池を検討しましょう。

⑤蓄電池を選ぼう!最後は性能や価格・保証を確認

どの蓄電池が良いのか、いくつか候補をピックアップしたら、最終的には性能と価格、保証の3つを比較して決めましょう。

それぞれの蓄電池の機能性や容量が大きく変わらない場合には、価格が低い蓄電池を選ぶ方法が有効です。しかし、機能性や容量が異なる場合には、蓄電池の選び方が難しいでしょう。

例えば、リーズナブルでスペックが低いものでも良いと考える人もいれば、若干価格が高かったとしても大容量で災害時に備えられるものが良いと考える人もいます。さらに、初期費用がかかったとしてもAI制御できるものであれば効率よく充電や放電が行えるため、トータルするとお得になる蓄電池も販売されているのです。
蓄電池選びに迷った場合には、販売店に相談しましょう。

蓄電池の選び方のポイントをチェックして最適なものを導入しよう
蓄電池の選び方のポイントは、使用目的、設置場所の確保、パワーコンディショナーの性能などが挙げられます。自分の家庭に適した蓄電池の条件をまとめたら、専門業者に相談する方法が有効です。

販売店に相談することで、事前に現地調査を行い、現在使用している太陽光発電システムの電力消費発電量と、家庭でどの程度電力を使用しているのかも含め計算し、最適な商品蓄電池の選び方もアドバイスしてくれます。蓄電池の選び方のポイントを押さえて、家庭で活用できる製品を導入しましょう。



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